


医食同源と云われるように、「食」をおろそかにして、健康はあり得ません。逆に、「食材」を大切にすることや食事の工夫が食べるクスリとしての「食材」についてのウンチクなどを発信してゆきたいと思います。
クスリに頼らない医療の基本は、病気にならないようにすること。
「医食同源」と云われますが、「食」というのは単に食べ物のことを言うのではなく、食べ物を取り巻く環境も含む意味もあります。
「食育」とは一言で言えば、食に関する教育ですが、単に望ましい食習慣のための知識を得ることを云うのではなく、食材の成り立ちから、食卓を囲む中で様々な会話やマナーを通じて幅広い社会性を育むことや、我が国の食文化を理解することも含むと思います。
一家団欒といっても、核家族、共働きが一般的な現代社会において「食育」が決して簡単なものではないことはもちろん承知しています。
しかし、私たちはすべからく、食べ物(食材となった野菜や豚、牛など他の生き物)の命を頂いて生活しています。
頂いた命の恩恵を最大限生かすためにも、食材の選択や調理法を通じて、心身共に健康であるための話題作りをしてゆきたいと思います。
【第12回】梨で体のほてり無し
梨の美味しい季節になりました。
古来、梨は水分が多く、体を冷やす寒性の食べ物とされてきました。その為、熱が出て脱水気味になったような状態に食すると丁度良い清熱効果と水分補給ができる便利な果物です。
また、血行促進作用やアンモニア排泄促進効果のあるアスパラギン酸、利尿作用を持つカリウム、抗酸化物質であるサポニンなどの栄養素も豊富に含まれています。これらの薬効を考えると、梨は高血圧や糖尿病、高脂血症などに代表される生活習慣病の方に是非、食べていただきたい果物と言うことになります。
しかし、上述したように体を冷やす効果が高い果物ですから、普段から冷え症であったり、胃腸の弱い人や子どもなどが食べ過ぎると逆に体が冷え、下痢を催したりしてしまいます。私などは子どもの頃、20世紀梨が大好きで、1日に2-3個以上も食べては、お腹をこわしたものでした。いくら体に良いものであっても、体質を十分に把握して、食べ過ぎない注意が必要です。
ちなみに、梨の冷やす効果を弱める食べ方は、熱を加えることです。蒸したり、煮たりして食べると体の不足した水分を補ってくれます。とくに、痰の切れないお年寄りや慢性気管支炎の方にお勧めの食べ方です。

【第11回】大豆イソフラボンは天然の女性ホルモン
日本食が世界的に健康食として認知されるようになって随分経ちます。その立役者の一つが豊富な大豆食品です。大豆は畑のお肉と言われるほどタンパク質が豊富で、色々な栄養補助剤の原料にも使われています。
さて、実際にどの様な成分が含まれているかと言いますと、1)大豆ペプチド、2)大豆オリゴ糖、3)大豆サポニン、4)大豆レシチン、5)イソフラボンなど様々です。順番に見てゆきますと、
- 1)大豆ペプチドは水に溶けやすく、腸からの吸収に無理がかからない良質の栄養源です。
- 2)オリゴ糖は便秘薬としても知られるように、腸内の善玉菌を増やし、発酵によって便を軟らかくすると共に緩徐に腸管を刺激します。
- 3)サポニンは苦み成分として知られていますが、脂肪の合成・吸収を抑制すると同時に分解促進作用があり、肥満防止に有効であることが確認されています。特に遺伝的に血中コレステロールが非常に高い人に継続的に大豆を摂取させることで善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を15~20%下げる効果が報告されています。一方、正常域や境界レベル程度のコレステロール値には影響を与えません。また、長期摂取することで肥満予防薬としての効果も現れます。
- 4)大豆レシチンはリン脂質の一つで、生体膜を形成する主要成分として知られ、肝臓や血液などの代謝の他、脳の栄養素として注目されています。
- 5)大豆イソフラボンは、抗酸化物質として注目を集めているポリフェノールの一種です。女性ホルモンに似た働きが知られており、更年期障害の症状を緩和し、乳癌の発生を予防する効果も知られています。
私たち日本人の食生活が欧米化し、特に忙しい朝の食卓からみそ汁、納豆、豆腐などが姿を消し、パンや牛乳に取って代わられているのは本当に残念なことです。
私たちの遺伝子には大豆の恵が染みついているのです。
日本の食文化を守るためにも、ぜひ今一度、朝の食卓から見直してみたいものです。

【第10回】お茶は飲み物の王様
よく知られたことですが、緑茶、紅茶、ウーロン茶はすべて同じ茶樹の葉からできています。ただ、加工法が異なるだけで実に多彩な味わいを持つ飲料葉として生まれ変わるのです。
さしずめ緑茶、紅茶、ウーロン茶は同じ親から生まれた兄弟といったところです。そのため、非常に似た質(薬効)を持つ反面、性格(得意分野)は少しずつ異なります。
古くからお茶は民間治療薬として、また長生きの妙薬として重用されてきました。
豊富に含まれているポリフェノール(カテキンなど)、ビタミン類、タンニンなどが様々な薬効を示しているのです。
カテキンに代表されるポリフェノールは非常に強い抗酸化作用を持っており、癌、動脈硬化、高血圧など生活習慣病の予防効果や免疫能を高める効果があることが知られています。
またお茶の抗菌・抗ウイルス作用(主にタンニンやカテキンによる)は絶大で、病原性大腸菌、肺炎球菌、ブドウ球菌など多数の細菌を殺すことができます。インフルエンザウイルスを死滅させる効果があることも知られています。その為、虫歯予防やうがい液として重宝されているのです。昔は、茶殻を撒いて箒で畳を掃いたものでしたが、これは集塵以外にも抗菌作用が期待できる掃除法であることは容易に想像できます。
その他にカテキンにはコレステロール低下作用、タンニンには血栓予防効果もあります。
一方、カフェインも多く、利尿作用もあることから眠る直前にお茶を飲むのはひかえた方がよいとされています。

【第9回】リンゴは何でも知っている
当院のシンボルマークでもあるリンゴは昔から民間療法薬として重宝されてきた果物です。
リンゴにはペクチンに代表される多くの食物繊維、ポリフェノール属のエピカテキン、酸味成分のクエン酸、カリウム、鉄分などがバランスよく豊富に含まれています。子どもの下痢に「すりリンゴ」は有名ですが、リンゴに含まれる食物繊維は腸内の細菌叢(善玉菌と悪玉菌)のバランスを改善し、整腸作用を示します。
食物繊維の中でもペクチンは腸内の老廃物を体外に排泄する効果以外に非常に強力な高コレステロール薬であることが知られています。しかし、ペクチンを単独で摂取するよりリンゴを丸ごと食べる方がコレステロール低下作用は高いことが知られています。これはリンゴに含まれるビタミンCなどとの相互作用であろうと考えられています。また、リンゴは糖度が高いわりに血糖値が急上昇せず、糖尿病患者の血糖コントロールやダイエットにも有用とされています。
更に、リンゴのエピカテキンはお茶のカテキンよりも抗酸化作用が強く、水と熱に対して安定しています。その為、調理によるロスが少ないのも特徴です。しかし、残念なことにこのエピカテキンは主にリンゴの皮に含まれています。残留農薬のことを常に確認する必要があります。
上記以外にも、リンゴの香りには精神安定作用もあると言われています。かくも様々な薬効を持つリンゴが「百果の王」と呼ばれることに疑問の余地はありません。
最後はリンゴの食べ方の工夫です。口内炎が良くできる方には焼きリンゴです。これを常用すると口内炎の治療や予防にも良いとされています。
便秘症の方は、1日1個のリンゴを皮ごとよく噛んで食べると便通を整える効果があります。最も残留農薬には要注意ですが。カゼをひいたときはリンゴの生ジュースに蜂蜜を加えて飲むとよい滋養薬となります。また、二日酔いにも効果があるといわれています。

【第8回】オリーブオイルは命の潤滑油
映画ゴッドファーザーPart IIIでパンにたっぷりとオリーブ油を塗るシーンが出てきます。
オリーブ油といえども、こんなに多量に食べると脂ぎってきそうですが、現実にはイタリア人のみならず地中海地方の人々は心臓病やガンが少なく長命であることが知られています。
一体、オリーブ油は他の食用油と何がどう異なるのでしょうか?
一般によく使われているサラダ油などはリノール酸などに代表される二価の不飽和脂肪酸の比率が高いのに対して、オリーブ油にはオレイン酸に代表される一価の不飽和脂肪酸が多く含まれていることが知られています。
この一価不飽和脂肪酸は胆汁へのコレステロール排泄を高めるなど、コレステロール代謝調節作用を持っており、血中のLDLコレステロール(悪玉コレステロール)値を低下させます。
逆に、善玉コレステロールといわれるHDLコレステロール値を上昇させる働きがあります。
また、一価不飽和脂肪酸は強い抗酸化作用も有し動脈硬化やガン、老化予防作用の他、血圧低下作用もあります。
とりわけ精製度が低いエクストラ・バージン・オイルの効果が最も高く、摂取することが推奨されます。
では、どのくらい摂ったらよいのかといいますと、わずか大さじ1杯のオリーブ油で卵二個分のコレステロール上昇作用を打ち消し、1日4-5杯で血液データが改善されると言われています。
子ども達はフライなどの油ものが大好きです。是非、素材だけではなく食用油にも目を向けて頂けたらと思います。

【第7回】風邪の季節のオレンジ
オレンジ(ミカン)にはビタミンCが豊富に含まれているのは周知のところです。
それだけで体に良さそうですが、一体、ビタミンCってどんな働きをするのでしょうか?
お菓子や総菜のパッケージを眺めると「酸化防止剤(ビタミンC)」という表記をよく目にします。つまり、ビタミンCは強力な抗酸化物質として私たちの食生活に無くてはならないものになっています。
私たちは日頃から酸化ストレスというものにさらされて生活しています。酸化ストレス自体の説明はあまりにも専門的で膨大になるので控えますが、動脈硬化、ガン、高血圧、糖尿病や様々な感染症に関係しているとだけ知って頂ければ十分と思います。
オレンジはこのような 酸化ストレスを軽減 する ビタミンCの他、食物繊維であるペクチンを多量に含んでいます。
ペクチンについては「 イチゴ 」のページでも説明していますが、血中の コレステロールを低下 させる働きがあります。
このように、オレンジにはビタミンCとペクチンの働きによる 動脈硬化やガンの予防効果 が期待されます。
また、オレンジには子ども達の 肺機能を改善 させる作用があることや、風疹にかかった人の治癒効果を高める働き( 抗ウイルス作用 )も報告されています。
その他、酸性度の高いオレンジジュースは O157の不活化作用 があることも確認されています。
残念ながら、スーパーマーケットで売っているオレンジジュースでは抗ウイルス作用などはないようです。

【第6回】イチゴは美肌薬
イチゴもビタミンCが豊富な果物の代表格です。5~6粒で1日のビタミンCの必要量が摂取できると言われています。
そのためか、ヨーロッパの民間療法では ニキビのクスリ として重宝されていたようです。また、顔を洗った直後に切ったイチゴで顔をこすると肌が白くなり、軽い日焼けも治る 美肌薬 とされていました。
その他、イチゴの主な機能性成分として、ポリフェノール類であるアントシアニンとエラグ酸が豊富に含まれている点があげられます。
ポリフェノール類の中でもエラグ酸は特に強い 抗酸化力 を示すことが知られています。抗酸化作用があるビタミンCと併せて、イチゴは動脈硬化や脳梗塞などの 循環器系の病気のみならず、ガンに対する予防効果 も期待されています。
さらに、イチゴには食物繊維のペクチンも非常に多く含まれていますが、このペクチンも血中のコレステロールを下げる 作用があることが確認されています。
また、イチゴをすりつぶした液には ウイルス (ポリオウイルス・コクサッキーウイルス(夏かぜのウイルス)・ヘルペスウイルスなど)を殺す力があり、イチゴの濃度が高いほどその効果が高いと言うことが知られています。

【第5回】オムギは便秘の特効薬
オオムギは便秘の特効薬
大麦は私たち日本人にとってビールの原料という以外、あまりなじみのない食材です。
ところが、大麦は大変な健康食材なのです。主役は大麦に含まれている豊富な食物繊維です。かいつまんで言いますと以下のような効能が知られています。1)大腸の機能改善、2)血中コレステロール値を下げる、3)おそらくガン予防効果。
ことに1)に伴う便秘の改善効果は著しく、下剤を常用するような慢性便秘患者に大麦の全粒粉で作ったスコーンやビスケットを1日3~4個くらい食べてもらったところ、ほとんどの方の便秘が治ったという報告があります。この手の学術的報告は実に多数あり、副作用のない安全な大腸機能改善薬といえます。
また、驚くことに大麦に含まれる水溶性の食物繊維の一つであるβグルカンは肝臓でのコレステロールの産生を遺伝子レベルで抑制すると報告されています。このコレステロール低下作用も非常に強力で、アメリカの研究者は大麦成分の摂取でLDL(俗に言う悪玉)コレステロールが最大25%程度低下、一方、 HDL(善玉)コレステロールは20%近く増加したと報告しています。
また、食物繊維が大腸癌の予防に良いと言うことは広く知られていますが、大麦のガン予防効果は動物実験でも確認されています。このように大麦は循環器系の病気(心筋梗塞、脳梗塞など)やガンの予防効果から長寿のクスリとして経験的に知られていたようです。
でも、残念ながらこの大麦の恩恵はビール醸造過程で出る絞りかすの中にほとんど含まれますので、世のお父さん達にはつらいところです。

【第4回】ショウガはお腹の特効薬
ショウガはお腹の特効薬
古くからショウガは吐き気止めに効果があるとされてきました。この言い伝えは立派な根拠があります。
風邪を引いた時のショウガ湯は昔から伝わる民間療法として知られています。
ショウガのあの独特の臭いや刺激はいかにも胃もたれの改善や食欲増進に効果がありそうです。
実際、漢方薬でもショウガ(生姜、乾姜)は色々な方剤の成分として登場してきます。
主な薬効としては健胃、食欲増進、吐き気止め、下痢止めなどの消化器症状改善以外にも咳、鼻つまりなどの風邪症状にも有効とされています。 その他、精神安定作用も有ると言われ、本当に多彩な薬効を有する生薬です。
実際、漢方薬の中にショウガを含んでいるものが沢山(葛根湯、桂枝湯、小青竜湯、柴苓湯、その他多数)あります。
西洋薬でもショウガの抽出成分は妊娠中の「つわりの治療薬」としてよく使用されているのです。如何なる薬物も妊婦への安全性を抜きには語れません。
その意味からも、元々食べ物であるショウガは安全性が高いと考えられています。
ショウガに含まれるジンゲロン、ショウガオール、ギンゲロールといった成分が上記の薬効を有しているのですが、中でもショウガオールは消化不良、消化性潰瘍、胃癌、大腸癌の発生に関与するヘリコバクター・ピロリ菌に対する殺菌作用もあり、注目されています。
生の魚料理の代表、お寿司にショウガはまさしく絶妙の取り合わせというわけです。

【第3回】イチジクは世界最古のお薬?
イチジクは世界最古のお薬?
イチジクはクワ科の果物で、古来、各家庭の庭先に常用薬として植えられていたと言われるほどの天然の良薬です。
旧約聖書にもイチジクを「腫れ物」の治療に用いたという記載があり、大昔から経験的にガンなどの民間療法に用いられていたようです。
実際に抗癌作用が有り、虫下しや整腸剤(便秘や下痢)、消化剤としての効用も認められています。
この多彩な薬理作用は、イチジクに豊富に含まれるレジンやベンズアルデヒド、フィジン、ペクチンといった生理活性物質によります。レジン、ベンズアルデヒドには様々な種類のガン細胞の増殖を抑える働きがあることが実験的に確認されています。
ペクチンの整腸作用は言うに及ばず、イチジクには様々な消化酵素が含まれており、天然の消化剤として重宝されてきました。中でもフィジンは工業的に非常に強力な蛋白消化剤として知られ、駆虫剤として用いられています。昔の人は経験的にこれらのことを知っていたようです。
また、最近ではイチジクの抽出物に強い抗酸化作用があり、糖尿病の治療にも有効であると報告されています。まさしく、自然の万能薬といったところですが、アレルギーをおこす人も多いようですので注意が必要です。

【第2回】ブドウの種は健康の種
最近、ポリフェノール入り食品が巷に溢れています。その代表格が赤ワインです。
ワインには老化防止、抗癌作用、動脈硬化の予防など多くの効用が知られています。
では、このポリフェノールって一体、何でしょうか?
ポリフェノールとは抗酸化作用を持つ物質の一グループです。
有名なところではフラボノイドなどもこのポリフェノールの中に含まれます。
次に、抗酸化作用とは何でしょうか?
よく、「油が酸化して傷んでしまう」ということを耳にします。実は油は酸素に触れると酸化脂質という物質に変質してしまいます。人は酸素がなければ生きていけません。ところが、この酸素があるために、身体の中の脂質が酸化を受けてしまいます。
この酸化脂質は酸素から作られるフリーラジカルというものを放出しやすく、身体の中の細胞や組織を痛めてしまうのです。人の身体にはこのような反応を抑える仕組みもあるのですが、傷害する力が強いと動脈硬化や癌ができやすくなってしまいます。このような現象を酸化ストレスといいます(厳密には酸化脂質だけが原因になるわけではありませんが)。
抗酸化作用というのはこのような酸化ストレスを抑制する作用をいいます。
抗酸化作用の栄養素として代表的なものにビタミンCやEなどがありますが、今回紹介するグレープシードオイルは実にビタミンCの50倍、ビタミンEの20倍もの抗酸化作用を持っているといわれています。
グレープシードオイルの中にはフラボノイドを中心に多数のポリフェノールが含まれています。ワインやブドウジュースの廃棄物であるブドウの種からこんな素敵な油がとれるんですね。しかも、他の食物油とはことなり、コレステロールをほとんど含んでいないことも特筆すべき点です。
これから、太陽光線が厳しい季節になります。グレープシードオイルは日焼けの予防にも効果があるといわれています。ダイエットにも最適、環境にも優しいグレープシードオイルはさしずめ健康の種とも言えそうです。

【第1回】牛乳を飲み過ぎると虫歯になる
牛乳はカルシウムやリン、脂肪やタンパク質などを豊富に含み、非常に栄養価の高い飲み物であることは疑いようもありません。
でも、牛乳の摂りすぎで虫歯になりやすくなるというのはどうやら本当そうです。
実は、牛乳に非常にたくさん含まれている乳糖がくせ者。
日本人を含むアジア人はこの乳糖を分解できない人の割合が非常に高いことが知られています。乳糖不耐症といいます。これは年をとるごとに増えてゆく傾向があります。
牛乳を飲むとお腹が緩くなったり、痛くなったりする人がそうです。
少量では大丈夫でもたくさん飲むとお腹が緩くなることもあります。
乳糖不耐症になると腸でのカルシウムやリンの吸収が悪くなり、逆に体からカルシウムが抜けて骨がもろくなったり、虫歯になりやすくなるようです。
一方、乳糖不耐症ではない人は牛乳を飲むことで体格や骨密度が高くなり、フッ素添加した牛乳は明らかに虫歯を減少させるという報告もたくさん認められます。
今日の日本のように代替食品を容易に得ることのできる社会では、牛乳に固執する理由はあまり無いかもしれません。しかし、栄養食材としての牛乳はやはり魅力です。そこで、乳製品の登場です。ヨーグルトやチーズなどの乳製品は製造過程で乳糖がほとんど失われてしまう反面、他の栄養分は残されます。そのため乳糖不耐症の人でも問題は有りません。
牛乳も摂り方が肝腎ということですね。

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