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オオムギは便秘の特効薬 大麦は私たち日本人にとってビールの原料という以外、あまりなじみのない食材です。 ところが、大麦は大変な健康食材なのです。 主役は大麦に含まれている豊富な食物繊維です。 かいつまんで言いますと以下のような効能が知られています。1)大腸の機能改善、2)血中コレステロール値を下げる、3)おそらくガン予防効果。 ことに1)に伴う便秘の改善効果は著しく、下剤を常用するような慢性便秘患者に大麦の全粒粉で作ったスコーンやビスケットを1日3〜4個くらい食べてもらったところ、ほとんどの方の便秘が治ったという報告があります。この手の学術的報告は実に多数あり、副作用のない安全な大腸機能改善薬といえます。 また、驚くことに大麦に含まれる水溶性の食物繊維の一つであるβグルカンは肝臓でのコレステロールの産生を遺伝子レベルで抑制すると報告されています。このコレステロール低下作用も非常に強力で、アメリカの研究者は大麦成分の摂取でLDL(俗に言う悪玉)コレステロールが最大25%程度低下、一方、HDL(善玉)コレステロールは20%近く増加したと報告しています。 また、食物繊維が大腸癌の予防に良いと言うことは広く知られていますが、大麦のガン予防効果は動物実験でも確認されています。このように大麦は循環器系の病気(心筋梗塞、脳梗塞など)やガンの予防効果から長寿のクスリとして経験的に知られていたようです。 でも、残念ながらこの大麦の恩恵はビール醸造過程で出る絞りかすの中にほとんど含まれますので、世のお父さん達にはつらいところです。 |