|
日本食が世界的に健康食として認知されるようになって随分経ちます。 その立役者の一つが豊富な大豆食品です。 大豆は畑のお肉と言われるほどタンパク質が豊富で、色々な栄養補助剤の原料にも使われています。
さて、実際にどの様な成分が含まれているかと言いますと 1)大豆ペプチド、2)大豆オリゴ糖、3)大豆サポニン、4)大豆レシチン、5)イソフラボンなど様々です。 順番に見てゆきますと、 1)大豆ペプチドは水に溶けやすく、腸からの吸収に無理がかからない良質の栄養源です。 2)オリゴ糖は便秘薬としても知られるように、腸内の善玉菌を増やし、発酵によって便を軟らかくすると共に緩徐に腸管を刺激します。 3)サポニンは苦み成分として知られていますが、脂肪の合成・吸収を抑制すると同時に分解促進作用があり、肥満防止に有効であることが確認されています。特に遺伝的に血中コレステロールが非常に高い人に継続的に大豆を摂取させることで善玉コレステロール(HDLコレステロール)を増やし、悪玉コレステロール(LDL)を15〜20%下げる効果が報告されています。一方、正常域や境界レベル程度のコレステロール値には影響を与えません。また、長期摂取することで肥満予防薬としての効果も現れます。 4)大豆レシチンはリン脂質の一つで、生体膜を形成する主要成分として知られ、肝臓や血液などの代謝の他、脳の栄養素として注目されています。 5)大豆イソフラボンは、抗酸化物質として注目を集めているポリフェノールの一種です。女性ホルモンに似た働きが知られており、更年期障害の症状を緩和し、乳癌の発生を予防する効果も知られています。
私たち日本人の食生活が欧米化し、特に忙しい朝の食卓からみそ汁、納豆、豆腐などが姿を消し、パンや牛乳に取って代わられているのは本当に残念なことです。 私たちの遺伝子には大豆の恵が染みついているのです。 日本の食文化を守るためにも、ぜひ今一度、朝の食卓から見直してみたいものです。 |