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執筆者の写真院長

コロナ後の海外渡航の心得




第56回日本小児感染症学会(長崎)に参加してきました。


小さなお子さんを連れて海外旅行に行かれる方へ

コロナが落ち着き、海外旅行が再び人気になってきました。

小さなお子さんを連れて海外旅行に行く方も増えていると思います。


本学会でコロナ後の渡航外来というシンポジウムがありましたので勉強してきました。

親の海外出張に帯同して出国する前の渡航外来受診時の注意点や帰国したお子さんが病気になった時のことを数人の専門家が詳しく解説しておられました。


●渡航外来を標榜している医院や病院に受診すること!

●渡航先に応じたワクチンも日本で入手困難なものもあることに加え、医者のスキルも重要!

●特に渡航先での対応をしっかりと説明を受けることが大切。

例)子どもに結構多い事故が動物咬傷、狂犬病ワクチンを渡航前に接種していたとしても(飼い犬であっても)可能な限り早く再接種する必要があるそうです。さらに日本では入手困難な抗血清投与も望ましいとのこと。このあたりの説明を受けていなかったり、知らない医者もいるそうです。

●海外旅行から帰国したお子さんは、大人に比べて熱帯病にかかることは少ないですが、ゼロではない。

●長期滞在するような場合は、熱帯病にかかるリスクが高まり、とりわけ風土病と言える熱帯マラリアとデング熱は要注意。もちろんインフルエンザなど日本でも海外でも同じような種類の病気が見られます。


【まとめ】

海外旅行はとても楽しい経験ですが、小さなお子さんを連れて行く場合は、事前にしっかりと準備することが大切です。

●渡航先の医療事情を調べておく

●必要な予防接種を受ける

●旅行中に体調が悪くなった時のために、事前に医療機関の情報などを調べておく

など、事前に準備しておくことで、安心して旅行を楽しむことができます。

もし、海外旅行から帰国したお子さんが体調不良になった場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。


院長

2024.11.20

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