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新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス

連日、新型コロナウイルス関連の報道が行われていますが、

​ほとんど毎日のように患者数が増え、政府も水際対策から国内感染拡大防止に舵を切る方針に転換することになりました(2020.2.17現在)。

医療機関向けに医師会から以下の回覧が届いています。

一般の方にも目を通していただくのが良いと思いリンクを貼りました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策の見直しについて

新型コロナウイルス感染症に関する医療機関の対策について

以下、私見です。

政府の対応についてはネット上で批判する声も大きいですが、あとから批判することは誰でもできますし、建設的ではないと思います。

武漢封鎖前にすでに多数の中国の方が日本を始め世界中に入国しておられた時点で感染拡大は不可避出であったと思います。

インドネシアなどでは感染報告がないようですが、文字通り信じられるでしょうか?

むしろ日本は検査資源の乏しい状況下で、バカ正直に対応し、報告している印象を持つのは私だけでしょうか?

私は中国政府の発表、WHOの緊急事態宣言は遅かったと思っていますが、日本がWHOに歩調を合わせて水際対策を設計した点については、WHOの一員として必ずしも責められないように思います。

ただし中国人来訪者が多く、地理的に近い我が国のリスクを念頭に、どのようにWHOと関わるべきであったかという検証はしておくべきと思いますし、すでになされているものと信じたいです。

 

今回の件で記憶に登るのは2009年の新型インフルエンザ(俗称:豚インフルエンザ)の対応です。

当時、水際作戦を展開し、世界中から愚かしいと揶揄されたり、初期のワクチン接種対象者の選択方法に課題を残したのは事実です。

しかし、最終的に日本の死亡数や死亡率が米国などと比較しても桁違いに少なかったことは、(医療アクセスの違い、検査法や治療法が存在していたことを加味しても)国内感染対策に軸足を移してからの日本の対応が評価されたのも事実です。

感染症に限らず初めての事案に最初からベストな解を出せる人は少ないでしょう。

むしろ敵の情報を正しく解析し、正しく怖れ、過去の類似した経験から如何にベターと思われる対策を見出すかが大切だと思います。

2020.2.20​

​▶政府の基本方針

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