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紫外線とVitD

執筆者の写真: 院長院長

更新日:2019年5月26日

季節柄、紫外線対策に対する質問が増えてきましたので、改めて日光浴とVitDの関係を調べてみました。


各人にどれ位の日光浴が適度かは、生活要因が大きく関っているので一概には言えなさそうです。


過度の紫外線忌避やビーガンなどの食事の偏りがない前提では、ポイントは以下のようになります。

1.日焼け止めをベットリ塗るとVitDが欠乏する可能性がある。

2.一般的ないいかげんな塗り方ではVitD欠乏はさほど心配しなくても良さそう。

3.敢えて日光浴をしなくても、日常生活で意識せずに浴びる紫外線量でVitD産生はされる。

4.食事やサプリからの補充も可能。


※以上、日本小児皮膚科学会セミナー資料から抜粋


★重要なことは、過ぎたるは及ばざるが如し!

アンチエイジングなどを意識する余りの過度の紫外線対策、ダイエットは要注意と言うことだと思います。

★母乳栄養児の母親が食事制限や極端な紫外線対策を取ったり、(アレルギーや児の適応などで苦慮することも多々ありますが)離乳(補完)食の極端な不足などは、児のVitD以外にも様々な栄養素欠乏リスクを高めてしまいます。

★子どもたちに日常的に日焼け止めを塗る必要はないでしょうが、山や海、プールに行く時にしっかり塗るくらいで良いかなと思います。


(図:http://www.akanbou.com/topics/topics/69.html から引用)

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